フタル酸をチェックするROHS分析の分析法

フタル酸エステルを確認するROHS分析の概要をチェック!

精密分析と簡易分析とは?その特徴をチェック!

有害物質の有無のみを分析するのが簡易分析

簡易分析は、ROHS指令により有害物質として指定されているものが含有しているかどうかの身をチェックするものです。一般的には蛍光X線分析装備が使用されます。

有害物質量まで測定するのが詳細分析

詳細分析は、別名定量分析ともいわれ、ROHS指令にて指定されている有害物質の有無と、その含有量まで調査を行います。一般的には正式な最終検査では詳細分析が行われます。

依頼から完了まで!フタル酸分析の流れ

分析業者を選定する

フタル酸の分析を行う分析業者はいくつかの機関がありますので、多数の機関に見積を要求し実際に打ち合わせに出向き検査方法などを相談します。適切な検査方法をしてくれて、検査料金の安い業者を選定します。

業者を選定して依頼

業者を選定したら、依頼書を送付して実際に依頼を来ないます。この時には納期もしっかりと確認しておく必要があります。依頼を引き受けてくれることが決まったら、検査用のサンプル試料を業者に送付します。

業者にて分析作業が始まる

分析には、定性分析と定量分析がありますが、定性分析の場合は、蛍光X線分析装備が使用されます。定量分析の場合は更に高度な分析装置を使用しながら有害物質の含有量まで調査します。

レポートを受け取る

検査が終わるとその結果を検査機関はレポートにまとめます。フタル酸エステルに関してはROHS指令では4種類が指定されていますので、4種類の有害物質の有無やその含有量が記載されています。

フタル酸をチェックするROHS分析の分析法

実験用品

ROHS指令に違反した場合はどうなる?

ROHS指令に違反した場合は、国ごとで条件は異なりますが、厳しい罰則が与えられます。ドイツでは、罰金最上限5万ユーロが課されます。フランスでは、罰金1,500ユーロが課されます。イギリスにおいては、有害物質に関する規定に違反又は警告に従わない場合には、すぐに裁判が行われ最高5,000ポンドの罰金が科せられ、裁判で有罪判決が出た場合には上限無しの罰金が課されます。また、対象製品については即刻生産を中止し、市場から排除することが求められます。

ROHSで指定されているフタル酸以外の成分

ROHS指令にてフタル酸エステル関連の4種類が有害物質として適用されるのは2019年7月からのことです。現在は、鉛・水銀・カドミウム・六価クロム・ポリ臭化ビフェニル・ポリ臭化ジフェニルエーテルが指定されていて、これらの対象物質は含有量を1,000ppm以下に抑える必要があります。これらの物質は、人体の健康に害を与える元のして知られている物資です。また、指定の範囲の蛍光ランプの中の水銀など使用範囲によっては適用免除になっているものもあります。

分析結果が出るまでに必要な日数の目安

ROHS分析を行う期間は、検査の依頼内容によって異なってきます。単一物質などの調査であれば調査自体は1日で終わることもあります。しかし、成形品や完成品などの検査をお願いする場合には、分解作業やスクリーニング作業などが入りますので、調査は長くなることがあります。成形品や完成品の大きさや部品点数によっても検査時間は異なってきますが、おおよそ、2週間から1ヶ月程度の期間を見込んでおくのが一つの目安となります。

分析を依頼するのに最適なタイミング

一般的に製造業の場合は、試作機を作り、その後量産試作を開発、量産の流れとなります。ROHS分析を依頼するタイミングとしては、最初の試作機が完成した段階でスタートするのがベストのタイミングです。この時点でROHS分析の結果に問題があったとしても、材料の見直しや調達部品の再選定などを行えば量産までのスケジュールを見直すこと無く開発を進めることが可能です。ROHS指令は主に電化製品などに適用されますが、電化製品のEMC検査と同じスケジュールで行うと良いでしょう。

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